私は2024年3月にAWS SAA試験(c-03)に合格したのですが、その時に勉強したAWSの勉強ノートを公開します。
今回はEBSについて、SAA試験レベルの要点をまとめているので、試験対策などにお使いください。
また勉強方法は下記の記事にまとめているので、よかったらそちらもご覧ください。
EBSの基本事項
EBSはブロックストレージサービス

ブロックストレージ:高速広帯
例:EBS、インスタンスストア
オブジェクトストレージ:安価、高耐久
例:S3
ファイルストレージ:ファイル形式。高耐久
例:EFS
EBSとインスタンスストアの違い
どちらもブロックストレージですが下記に違いがあります。
- インスタンスストア
無料
EC2の一時的なデータ用
ホストに内蔵されたディスク。冗長性×
EC2停止とともにデータは削除 - EBS
有料
AWS NW上でEC2とは独立して保管。冗長〇
EC2を終了後もデータ保持可
snapshotをS3に保存できる
EBSの基本機能
- 基本は単一AZで使用し、単一EC2に接続
マルチアタッチ:複数のEC2に接続できるが、非推奨 - ストレージのみ。「ボリューム」という。
「ボリュームをEC2にアタッチする」 - 特徴は「高速」
EC2のルートボリュームなどに使用する - ボリュームの大きさは「ボリュームタイプ」で選択
- ボリュームは拡張できるが縮小できない
EBSのボリュームタイプとSAA試験出題箇所
EBSのボリュームタイプ比較
ざっくり下記の理解です。SAA試験で出題されるポイントは太文字です。
容量TB | IOPS | MiB/s | メモ | |
汎用SSD gp2 | ~16 | 1.6万 | 250 | EC2ブート など |
汎用SSD gp3 | ~16 | 1.6万 | 1000 | EC2ブート など |
プロビジョンド IOPS io1 | ~16 | 6.4万 | 1000 | 高負荷な システム |
プロビジョンド IOPS io2 | ~64 | 256万 | 4000 | 高負荷な システム |
スループット 最適化HDD st1 | ~16 | 500 | 500 | ビックデータ |
cold HDD sc1 | ~16 | 250 | 250 | 安い ログなど |
SAA試験 ボリュームタイプで抑えるポイント
【覚えるポイント】
- ボリュームタイプを選択するカギはI/O性能とコスト
I/Oが求められるブートボリュームなどはSSD。データ保管であればHDD - 数字はgpとio1/io2のI/O性能だけ覚える
【覚え方】gp2→ io1→io2で4倍ずつ増える
【出題イメージ】
- gp2のシステムに対して将来的にアクセスが殺到
- ピーク時は100万IOPS必要となる。どうする?
[回答] gp2からio2に変更
SAA試験 その他の機能
- Delete on Termination
アタッチしているEC2を削除したらEBSも削除する機能
EC2削除してもEBSを残したい場合はオフにする。デフォルトではON - スナップショット
バックアップのこと。リージョンをまたいだS3に保存できる
スナップショットの取り方に種類がある- マルチボリュームスナップショット
ボリュームまるまるバックアップ - ポイントインタイムスナップショット
前回取得から増えた個所のみ
容量の節約になる
- マルチボリュームスナップショット
- 暗号化機能あり
- RAID構成が組める
- RAID0 :容量拡張スループット向上
- RAID1:冗長化(耐障害)
- ミラーリング機能
同じデータを複数のディスクで保存
複数台のEBSが必要となる
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